2016年8月10日 更新

相続した底地の買取先・・・借地人より専門業者を選ぶ?

遺産として相続する不動産の中に借地権がついた土地「底地」があります。多くは借地人が住宅や事業所などとして利用しているため、実質的に売却先は借地人か買取り業者となります。最近では、価格的に安くても面倒を避けて早く売却できる専門業者への底地売買が注目されています。

底地の価値は上がっている?

「底地」と「借地権」を足すと通常の土地所有権になります。
底地だけを相続財産として受け継ぐことがありますが、
借地人が土地を利用していれば、所有権はあっても土地を自由に使えません。

底地の売買も可能ですが、特殊な事情によって
借地人か専門業者にしか売れず業者に販売する場合は、値段的にも周辺の相場より安くなります。
 (9986)

■底地の単独売買はどうして安いのか?

底地の単独売却も同じように買い手から見ると底地を購入しても借地人が契約を解除しない限り契約は永遠に継続されるので、借地権を自ら買い取らない限り、自分の土地ながら建物を建て利用する事も期待できません。

また昔から継続しているので賃料の値上げもできず、土地の実勢価格に比べて借地権の賃料は非常に安く、底地を買っても投資効果は期待できません。

このような理由から単独で底地を売却する場合も実勢価格に底地割合を乗じた値段よりもかなり安い値段で取引されています。
しかし、最近は「底地ビジネス」が盛んになり、価格的にも従来よりは高い金額での取引も見られます。
7つの底地整理法

其の六 底地を一括して売却する
昨今地価の高騰が顕在化し、不動産業者による土地の仕入れが難しくなっています。昔はプロの底地買取業者へ売却する場合は、更地価格の10%にもならない(まさに2束3文)のが相場でした。しかし最近では更地価格の70%超(路線価)で売却できた事例もあります。

底地ビジネスはテレビ番組で特集されるほど注目されている

 (9987)

2015年11月にはテレビ番組で特集が組まれるほど「底地ビジネス」は注目され、
大手不動産メーカーも取り扱いを始めるなど売買が活発化しています。

かつての地上げ屋のように強制的に借地人を立ち退かせようとする底地買取り業者が現れ、
トラブルも見られます。
活発化する“底地ビジネス”

建物と土地で所有者が分かれている底地。その土地部分の所有権を業者が買い取り、建物の所有者などに転売し、利益を得るのが「底地ビジネス」です。

今、取り引きの相談件数が急増しています。 背景にあるのが、相続税の増税です。今年(2015年)1月の税制改正で課税対象となる資産の額が大幅に引き下げられました。地主の高齢化が進む中、相続税を減らすために権利関係が複雑な底地を、業者に売却する動きが広がっているのです。

被害を受けたという相談が相次ぐ中、弁護団は対策に乗り出しました。不動産業者を監督する国土交通省に、初めて申し入れを行ったのです。今回求めたのは、強引な手法で立ち退きや購入を迫る業者に対しての免許の取り消しや業務停止などの対応です。

買い取った底地を業者はどう利益に結び付けるのか

 (9988)

買い取った底地は、借地人からの地代収入が見込まれますが、
周辺の相場よりかなり安い場合が多く、ビジネスとしては効率が悪いものです。

では、買取り専門業者がどうやって利益を得るかと言えば、
時間をかけて交渉し借地人に買取価格より高く売ることが多いようです。
また、借地人が持っている借地権を買い足して、一般の更地として売ることもあります。
底地買い業者も、余程のことがない限り、今はバブル時代のような地上げはしません。底地買い業者が地主さんから底地を買った後は、やはり借地人さんに底地を売却するのです。また、借地権の買い戻し・交換などで更地化し、第三者へ売却することもあります。いずれにしても、底地買い業者も借地人さんと交渉し、何らかの手法で換金化していくのです。

相続した底地を業者に販売するには

20 件

KEYWORDS

WRITER

pane pane

RELATED POST関連する記事

底地の買取に困っている方は必見!底地についてのまとめ

底地の買取に困っている方は必見!底地についてのまとめ

底地は普通に土地と家が一緒の不動産にとって少し扱いにくいものがあります。だからこそ底地に困っている方も多いのではないでしょうか?相続などで底地について関わりのある方のために底地の買取についてをまとめました。
kaorin4906 |91view
相続で底地を譲り受けて売買!~まず契約書をチェック!~

相続で底地を譲り受けて売買!~まず契約書をチェック!~

あまり聞き慣れないかもしれませんが、不動産のカテゴリーの一つに「底地」があります。地主の土地に借地権が設定されて借地人の住宅などが建っている場合、その土地が「底地」です。相続しても、地主の自由には使えないため売買を検討することも多いようです。
perilla |355view
底地の売却は困難!? 底地の買取相場はいくらぐらい?

底地の売却は困難!? 底地の買取相場はいくらぐらい?

他人から借りる土地のことを「底地」といいます。その底地の購入は困難だと言われています。それが本当なのだとすると、買取に出しても買い取ってもらえない可能性が高いということでしょうか。そこで、今回は底地の買取相場についてご説明いたします。
国定乙夜 |562view
【マンション相続】高く査定買取してもらう方法

【マンション相続】高く査定買取してもらう方法

マンションを相続したものの、住む必要がないときは売却を考えますね。そんなとき、どうすれば高く査定・買取してもらえるか、ほとんどの人が経験しないと分からないと思います。今回はマンションをより高く評価してもらう方法についてまとめました。
momoko |41view
相続した不動産を売却!業者選びは【無料査定】から!

相続した不動産を売却!業者選びは【無料査定】から!

相続によって譲り受けた不動産を売却する際に大事なことはたくさんあります。まずは名義変更のために相続登記を行いましょう。そして、無料で査定を行ってもらいます。不動産売却に必要な無料査定の流れと注意点などについて調べます。
jodan |59view