2016年6月13日 更新

【何をしたらいい?】遺産相続にはどんな手続きがあるの?

遺産相続の手続きといっても分からないですよね。しかし、そのままでは話が進みません。また、相続にはそれぞれ法定期限が存在するため、いつの間にか不利になっていることもあるかもしれません。そこで、実際にどのような手続きがあるのか見てみましょう。

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遺産相続手続きの主な流れ

 (110)

1:死亡届の提出

2:遺言書(遺言状)の有無の確認(自筆証書遺言・秘密証書遺言の場合は家庭裁判所の検認手続きが必要)

3:法定相続人の確定

4:相続財産の調査(相続財産目録の作成 )

5:単純承認・限定承認・相続放棄の手続き(3ヶ月以内に家庭裁判所に申述)

6:準確定申告(4ヶ月以内)

7:遺産分割協議を行う(遺産分割協議書を作成)

8:遺産の分配、各種名義変更を行う(不動産の所有権移転登記・銀行預金の名義変更など)

9:相続税の申告・納付(相続開始を知った日の翌日から10ヶ月以内)


以上が遺産相続手続きの大まかな流れです。このように遺産相続の手続は、スピード勝負となりますので、いつまでも悲しんでばかりはいられないのが現実なのです。
主だった手続きでもこれだけあります。
人が一人亡くなるというのは非常に大変なことだというのがわかりますね。
では、1~6の手続きの詳細を順次見ていきましょう。
7以降は遺産の分割を話し合い、それを実行し、相続税を申告・納付するだけですので省略します。

死亡届の届出

 (111)

死亡の事実を知ったときから7日以内に、区市町村役場に死亡届を提出しなければなりません。外国で亡くなったときは死亡の事実を知ったときから3ヶ月以内に死亡届を提出しなければなりません。

届出先の役所は、死亡地・死亡者の本籍地・届出人の住所地のいずれかの区市町村役場です。
届出人は通常は、親子兄弟姉妹などの近い親族の人が届け出ると考えておけば、ほぼ間違いないでしょう。

死亡届は原則として、医師の死亡診断書か死体検案書を添付しなければ受理されません。

と言いましても、死亡届の用紙は、左半分は死亡届、右半分が死亡診断書(死体検案書)というように一枚で2つの役割を持っていますので、ご臨終の後、病院に用意してある死亡届(兼死亡診断書)の右半分の死亡診断書の部分のみ医師に記入してもらって、左半分の死亡届の部分を届出人が記入して役所に提出することになります。また、通常「死体火(埋)葬許可証交付申請書」も一緒に提出します。
また、事故死等の場合は検察官などの検死を受け、死体検案書を作成してもらい、これを死亡届とともに提出します。

死亡届の用紙は、上記のように病院でもらうほか、区市町村役場でももらえます。
まずは死亡届を役所に届け出なければなりません。
それも7日以内に。
ただし、24時間365日対応ですので、平日だから・・・などの理由で困ることはないでしょう。

遺言書(遺言状)の有無の確認

 (112)

遺言書は内容によって相続手続きに大きな影響を及ぼすことがあるので、まずは遺言書の有無を確認します。
自筆証書遺言や秘密証書遺言がある → 家庭裁判所で検認手続き
遺言書がない、遺言書が公正証書 → 3.相続人の調査・確定へ
遺言書がある場合には、それは相続に対して影響があります。
そのため、公正証書遺言でない限り、家庭裁判所で検認手続きという手続きを経なければなりません。
この検認手続きを受けていないと遺言書に基づく登記などが行えないので、
検認を終え、検認済証明書を取得する必要があります。

遺言書の検認

 (113)

遺言書の検認とは、遺言書の形状、加除訂正の状態、日付、署名など遺言書の内容を確認し、遺言書の偽造・変造を防止するための手続きです。「遺言が遺言者の真意であるかどうか」や、「遺言が有効であるかどうか」を審査する手続ではありません。
また、遺言書の検認は、遺言書の存在を相続人ほかの利害関係人に知らさせる目的もあります。
封印のある遺言書は、家庭裁判所において、相続人またはその代理人の立会いのうえ 開封しければなりません。この封印とは、封に押印がされているもののことであり、遺言書が単に封筒に入って糊付けしてあるものは封印にあたりません。なお、遺言書の開封は、検認手続きの過程で行なわれるので、格別、開封の申立てをする必要はありません。
    
※ 検認を受けないで遺言を執行したり、家庭裁判所外で封印のある遺言書を開封した者は、5万円以下の過料に処せられますので注意が必要です。また、故意に遺言書を隠匿していた場合には、相続欠格者として相続権を失うことになります。
公正証書遺言以外の場合には、検認を受けるために家庭裁判所に申し立てを行いましょう。
後々問題となるため、必ずこの検認を受けるようにしましょう。
また、法的手続きの意味もありますが、相続人間でのわだかまりの原因にもなる場合もあるため、スムーズに行うべき相続を滞らせる可能性もあるため注意しましょう。
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泡ネコ 泡ネコ

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