2016年7月15日 更新

【土地を相続したら】早めの「相続登記」で問題を避ける!

一般的に、土地を相続する機会は多くないと思います。滅多にないからこそ分からないことも多いし、面倒なので放置したくなるのも当然です。でも、放っておくと問題発生の危険が。しかも時間とともに問題は膨れ上がるかもしれません。そうなる前に早めの相続登記が肝心です。

土地を放置すると「不法占拠」や「売買不能」の可能性が

土地の相続後に名義変更をしないままだと、問題が複雑化したり、
相続登記手続きが遅れたために膨大な時間とお金がかかったりすることも珍しくはありません。
 (7983)

 「売買契約」も「相続」も「不動産取得」という点では全く同じです。したがって、相続が発生すれば、速やかに相続登記をすべきです。そうでなければ、①見知らぬ人が未登記の土地を仮装売買した場合や、②不法占拠者に、速やかに対処できません。

 ほとんどの人が、何らかの損害保険に加入しているはずです。(略)これは、日常生活を送るにおいてのごく当たり前のリスク管理です。相続登記だって、同じことです。

 また、③後の世代になって相続争いが起これば、相続当時のあうんの合意で解決することができなくなり紛争が長びきます。さらに、④相続登記を長い間放置することにより、相続人が各地に散らばり数も増加しと、権利関係が複雑化します。
<相続登記をしないデメリット>

不動産を売ったり、担保に入れることができない
二次相続が発生し、権利関係が複雑になる
相続人の高齢化により、遺産分割協議が困難になる
戸籍や住民票の除票などが取れなくなる
他の相続人が勝手に不動産を処分してしまう可能性がある
悪意のある人物に狙われるというような極端なことが起こらなくても、
さまざまな問題が発生する可能性は増します。

確かに手続きは面倒な面がありますが、
まずは各法務局や地域の司法書士会などに相談し、アドバイスを受けてはいかがでしょうか。

相続登記には期限や罰則はなし

実は、登記の期限や罰金はありません。
自分で努力してやっと手に入れたマイホームの登記なら、どうでもいいと思う人はいないでしょう。

けれど、相続入手した土地の場合、
すぐには不都合が起こらないならそのままにしておくというケースも多いようです。
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不動産の名義変更(相続登記)には、期限も義務もありませんが、相続登記をしないうちに、相続人がなくなってしまった場合、当事者が増えてしまい、手続きが煩雑になります。
相続登記・名義変更の期限は?土地や不動産はどうなる?
(略)
実は、相続登記は相続税申告のように期限はありません。ちょっと驚きますよねもっと言えば建物や土地の相続登記をしなくても、法的には問題ありません。
(略)
不動産の場合は靴や体操服のような動産ではないため、不動産そのものに直接名前を書く事はできません。そこで考え出された制度が「登記」です。
(略)
これによって、あなたがその不動産の正式な所有者であると「他人に対抗することができる」ようになるのです。つまり、名前を書かなくて困ることになるのは、相続人であるあなたであって、国ではないのです。ですから、相続登記をしなかったからといって国から罰せられることはありません。
via http://相続弁護士カフェ.com/souzoku-11190.html

相続未登記問題の広がり

相続登記が遅れたことで個人が問題に巻き込まれることだけでなく、
地域に波及することもあります。それが相続未登記問題です。

不動産の相続未登記が大きな問題として取り上げられた一つのきっかけは東日本大震災でした。
大規模な土地整備が必要になりましたが、権利者がはっきりしないため、
計画策定や工事着工には膨大な時間かかっています。
遺産相続の際、不動産登記の変更手続きが行われなかったため、土地や建物の所有者が分からなくなり、災害復旧などに支障が出るケースが全国で相次いでいる。東日本大震災の復興事業で問題が表面化し、熊本地震でも懸念されている。(略)法務局などが「トラブル予防のため、必ず相続登記をしてほしい」と呼び掛けている。

いわゆる空き家問題と市町村などの対策

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tobiiro tobiiro

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