2016年11月16日 更新

知らなきゃ大変なことに【遺産相続】未成年者の手続き

遺産を相続するとき、法定相続人の中に未成年が含まれるケースはどの家庭でもあり得ることです。何も知らずに話を進めては後々大変なことになる可能性があります。今回は未成年者が相続をする場合の手続きについてまとめます。

法定相続人とは

相続人となるのは | 京都の相続・遺言 (12678)

実線で囲んであるのが相続人になる可能性のある(代襲相続含む)人、
破線で囲んであるのが相続人になる可能性のない人です。
民法は相続人となるのが誰か定めており(法定相続人)、
遺言を利用してもその範囲をひろげることはできません。

未成年者が法定相続人になるケース

相続人に未成年者がいるなんてドラマの世界だけではないかと思いがちですが、
一般家庭においても起こり得ることです。
例えば、法定相続人であるあなたの兄弟が亡くなっている場合は、
その子に権利がスライドされます。
 (13379)

①子が成人する前に親が他界してしまった場合

自分に当てはめて考えたくないですが、これはシンプルなケースです。

②代襲相続

被相続人が亡くなり、相続が発生するよりも前に相続人が
死亡している場合や、相続欠格事由に該当している場合などには、
その相続人の子供や孫が代わりに相続人となります。
これを、代襲相続と言います。(民法887条2項)

また、相続人の子も相続開始よりも先に亡くなっているようなときは孫が、
孫も亡くなっていればひ孫が・・・という様に、
どこまでも下の代まで代襲して相続をするという制度もあります。
これを、再代襲相続といいます。
再代襲は、相続発生前に「子」が死亡している場合に生じます。
(民法887条3項)
上記の図で第一順位の「子」が死亡している場合は「孫」が第一順位になります。
なお、第三順位である「兄弟」が死亡している場合の代襲相続は、甥や姪1代限りとなります。

未成年でも配分は同じ

法定相続人が未成年者でも平等に遺産を相続することができます。
ただし、未成年者は「不動産の売買」や「遺産分割協議」などの法律行為はできません。
もし「遺産分割協議」を行ったとしても、その行為は無効とされてしまいます。
この場合、法定代理人をたてる手続きが必要です。

法定代理人とは

 (13380)

未成年者は,単独で有効な法律行為を行うことができず,
法定代理人(通常は,親権者である父母になります。)の
同意を得て法律行為を行うか,または,
法定代理人が未成年者を代理して法律行為を行うことになります。
普通に考えると、親権者が未成年の代わりに遺産分割協議を行うことになるのですが、
親権者本人も法定相続人の場合は代理人にはなれません。
その場合、特別代理人の選任を未成年者の住所地を管轄する家庭裁判所に申し立てます。
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