2016年11月17日 更新

【相続廃除】って一体なに!?相続欠格と何が違うの?? 

相続人としての資格が剥奪されてしまう「相続欠格」。この相続欠格と似て非なるものが「相続排除」です。そこで今回、「相続排除」とは何か、どんな場合に有効なのかについて詳しく調べてみました。必見の情報です!

相続排除とは?

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民法上で相続の権利がある人(相続人)のうち、財産を相続させたくない相続人がいる場合、その相続人の相続権を奪うための手続きがあります。それを「推定相続人の廃除」といいます。

相続排除の対象者とは?

相続廃除の対象は遺留分を有する推定相続人のみになります。ですので、遺留分が認められていない兄弟姉妹には、相続廃除が出来ません。兄弟姉妹に財産を渡したくない場合は、遺言書を作成しそのことを記載します。

相続排除の条件とは?

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・被相続人を虐待した
・被相続人に対して、極度の屈辱を与えた
・被相続人の財産を不当に処分した
・ギャンブルなどを繰り返し、被相続人に多額の借金を支払わせた
・浪費・遊興・犯罪・反社会団体への加入・異性問題を繰り返すなどの親不孝行為
・重大な犯罪を起こし、有罪判決を受けた(一般的には、5年以上の懲役判決)
・愛人と同棲するなどの不貞行為をする配偶者
・財産目当ての婚姻関係
・財産目当ての養子縁組

虐待と侮辱に該当するケースとは?

「虐待」とは、家族としての生活を継続するのが不可能になるほど、被相続人の肉体または精神に苦痛を与える行為をいいます。

 「侮辱」とは、被相続人の名誉または自尊心を著しく傷つける行為をいいます。
 たとえば、子どもが小学生のころから非行や家出を繰り返し、暴力団員と交際した上、元暴力団員と結婚。親が反対したにもかかわらず、親の名前で披露宴の招待状を送ったというケースでは重大な侮辱に当たるとされました。
【実親子の事例】
・推定相続人が作った債務の取り立てにより、精神的または肉体的な被害を受けた。
・多額の借金を肩代わりさせられた。
・親の会社を不当な方法で乗っ取った。

【配偶者の事例】
・妊娠中絶を強要された。
・ドメスティックバイオレンスがあった。
・他の異性と駆け落ちした。

【養子縁組の事例】
・無断で不動産を売却した。
・独断で不動産の名義を自分名義に変更した。

認められないケースとは?

特定の相続人の相続権を奪うということは、とても重要な意味を持っています。したがって、「ウマが合わないから」「親の言うことを聞かないから」などといった理由だけでは、到底認められるものではありません。
「末っ子が一番かわいいから、他の兄弟分を相続させたい」
「浮気相手に相続させる為に、配偶者を相続排除にしたい」
などの理由は認められないケースと言えるでしょう。
相続排除には、推定相続人側に明らかな事由が必要なのです。

相続欠格と相続排除の違いとは?

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